三清ゴム工業の奮闘ブログ

NBRスポンジ金型成型品について(RoHS2対応済)

そこそこ使われることの多いNBRの発泡成型品についてのこれまでとこれから、そして考察です。
弊社でも長い間生産されている歴史のあるゴムスポンジです。今となっては絶対量は少な目ですがコンスタントに生産されており底力はあるなぁと思っていたりします。

NBRはニトリルと略されることが多いですが、ニトリルブタジエンラバーですね、正式にはアクリロニトリルacrylonitrileブタジエンbutadieneラバーでしょうか。
身近なものとしてはゴム手袋ですね、NBRの使用量のほとんどはこれじゃない?というくらい使われまくっています、外装袋、外装フィルムにニトリルってでかでかと書いているものがそれ、天然ゴム系もあるんだけどアレルギー問題がつきまとうからニトリルが多くなっているのかなと思います、ニトリルでもいわゆるゴムアレルギーは出るけどね、これは天然ゴムのデンプンが原因ではなく加硫促進剤や老化防止剤等が原因になりますね。
医療関係では天然ゴム成分があるものを使っているか否かを表記することになっているのでアレルギー体質の方は申し出ましょう。

そしてNBRについて
主に耐油性を期待されて採用されることが多いです、あとは耐摩耗性や引裂きに強いです、逆に耐オゾンや、耐寒は劣ります、このへんの弱点を克服したのが水素添加NBRですね、HNBRと呼ばれておりパッキン類などで実績がありますね、けど高いです。でもフッ素より安くつくから耐熱などの条件が緩和されるのであればHNBRを提案することもありますね。

屋外露出する部分には向いていないので内部パーツとして組み込まれることが多いです、なのでパッキン類、特にOリング界隈ではよく使われています。1種Aとかで有名ですね、Oリングのほとんどの種類にラインナップされるほど流通しています、その理由としては安価でそこそこ物性が良く丈夫であること。CRは?てなりますがOリングという使われ方をする以上潤滑等の目的でオイルの存在は無視することは難しく、耐性のある油類により幅のあるNBRが選ばれているんじゃないかなと思います。

耐オゾン性は低く屋外でのさらされ具合にもよりますがオゾンクラックの可能性が高いです、個人的には高ニトリルになるほど弱くなる気がする。空気中の活性酸素と結びついたりなんかして、引き剥がされて(二重結合の主鎖が破断する)クラックが入ったりひどくなるとぱさぱさになって粉?になりますね…

NBRスポンジを生産しているところが少ないのは取り扱いが難しいのではなくて、発泡させることがやや難しいからです、このへんの詳細は割愛しますが発泡剤との相性や助剤系との相性が微妙な感じなのです、このへんのハードルが意外と高くて障壁となっているんだと思います、PVCを混錬するとやや難易度が下がり耐候性も上がりますので配合しているところは多いですね。あと色物が難しいということもあります、なので黒が多いです。

ここ最近ではRoHS2対応品かどうかというところが分かれ目です。
フタル酸を使っていることが多くて配合を変えることが難しかったんです、すでに対応済のところがほとんどですが他の合成ゴムに比べると難易度が高かったように感じました。

NBRスポンジに関しては押出は出来ませんが金型成型は出来ます。
シートも作ることができます。
実際に3mmの両皮付なんて製品もあったりしますのでお気軽にお問い合わせください。

E25°程度です。
皮付なのでちょっと硬めの数値が出ますね。

お問い合わせはこちらまで。
https://sp-sansei.com/contact/index.html

http://gomusupo.seesaa.net/article/439485338.html

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