シリコンスポンジの修正

三清ゴム工業ではいろいろなゴム素材を発泡させて、柔らかいスポンジゴムの
立体品を作っていますが、その中でもとりわけ人気(?)があるのがシリコンスポンジです。

ただ、発泡品の性質上、膨らむ際にシワを噛んでしまう発泡シワや、引裂きに弱いところがあるので、形状によっては亀裂が入ってしまう物もあるんです。

外から見るとちゃんとできてるんですが・・・

Siliconesponge_PACKING
Siliconesponge_PACKING

指で開くと、シワ噛みが発生。

Siliconesponge_breaks
Siliconesponge_breaks

これが割れや亀裂に見えるんですが…

よく見てみてください!!

表面にヒマク(俗にいうスキン層)があるのが分かりますか?

割れや亀裂であれば気泡が露出します。

しかしこれはしわです、発泡成型時の生地同士の噛みこみが原因です。
この現象は、自然発泡で成形しますので出る可能性はあります。
(当然、形状によって出る出ないがあります)

このシワ噛みから割れる、切れるといったことはまずありません。
ただ、物によってはRTV(シリコン用接着剤…後述)で補修したりします。

RTV_For_Siliconesponge
RTV_For_Siliconesponge

シリコン用の接着剤なので、シリコンと同等の耐熱性や耐寒性もありますし、少し厚み(粘度が高い)のある接着剤なのでかなり強力です。
外観用途にはこの補修は不向きですが、外観以外であれば割れや亀裂等にもこのRTVは最適かと。
ただし!!接着硬化まで時間がかかりますのでそこは注意して使ってくださいね!!

※RTVとは…別記事がありますのでご参考に。

https://sp-sansei.com/blog/silicone_sponge_extruder/
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