独泡(独立気泡)スポンジについて(単独気泡→単泡とも言います)

三清ゴムで作っている成型ゴムスポンジはほぼ単泡(独泡)→
単独気泡(たんどくきほう)と呼ばれる気泡状態で形成されています。

そもそも発泡品は気泡の集合体で形作られるわけなんですが、
単独気泡とはその気泡同士が単独で集合している状態なんです。

隣り合う気泡同士が繋がっていないので、基本的に水などを通しません。
そして程よく振動を吸収しますし、衝撃を吸収するということは音も吸収します、つまり吸音もできます、ついでに熱も通しにくい。
あとは水を通さないのでもちろん水に浮きます、吸水率はほぼ0%ですね。なぜなら弊社のスポンジ成型品は全面皮膜(スキン層)ある(表面つるつる)ため水は吸わない。

水に浮くっていうのが結構ポイントになってきます。
ということは比重も1以下ということでして0.3-0.9くらいまで材質によってはコントロール可能だったりします。

弊社のスポンジは独立気泡と呼ばれるものですね。

単独気泡の特徴としては、

  • 吸水性が極めて小さい
  • 衝撃吸収性が高い
  • 浮揚性にすぐれている
  • 空気を通しにくい
  • 熱を通しにくい
  • 軽い
  • 水を通さない

等があります。

また、復元性も高いですね。
マニアックにいうと永久圧縮歪みというやつです、試験方法にもよるのですがだいたい90%前後戻ります。
弊社の製品でもっとも歪に強い製品は100%の戻り率になります。
ということは全く歪がないってことですね…

Closed-Cell-Silicone
Closed-Cell-Silicone

これらのスポンジと真逆になるのが連続気泡です。
連続気泡(れんぞくきほう)は、気泡同士が繋がって形を形成していますので
水などを通します。
食器洗い用スポンジなんかは連泡品です。
水や洗剤が気泡を通して中に入るため、保水するんですね、似たようなものに化粧用のパフ、洗車やワックス用のスポンジ、各種フィルターなんかが連泡ですね。
マニアックなところでは生ビールサーバー洗浄用のスポンジも連続気泡です、世の中にあるサーバーには必ず使っていると思いますのでほぼシェア率100%でしょうか。50個入りで500-600円くらい?今となってはいろんなスポンジがあるから代用品もあると思うけど頑なに天然ゴムの連泡が使われていますね。

天然ゴム連泡スポンジ(低硬度)
天然ゴム連泡スポンジ(低硬度)
天然ゴム連泡スポンジ(中硬度)
天然ゴム連泡スポンジ(中硬度)

用途によって、連泡、単泡を選ぶのも重要ですよ!

あんまりないのですが半独半連というものもあります。
どういうことかというとある程度までつぶせば単独気泡になるというもの、つぶさなければ連泡ということです。
いいとこどりしたような感じです。
半連泡と言ったりします。
この連泡具合を調整するのが難しいんですよね。

そして連泡のが硬度が低く柔らかいことが多いです、これはなんとなくイメージできると思います。
比重も比較的連泡のが軽いことが多いです。

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