シリコンスポンジとは…
広義ではシリコンを原料として架橋剤や発泡剤などの添加剤を混練し、直圧や押出などの成型方法を用い、加熱による発泡剤の熱分解によりガスを発生させることにより、シリコンを多孔性の構造にしたもの。
狭義では独立気泡と連続気泡の2種類に分かれ、さらに発泡方法にも種類があります、これは後述。
ゴムスポンジ専業メーカー三清ゴム工業株式会社!の新製品や開発商品ニュースなど三清ゴムの奮闘を書いてます
ゴムスポンジはゴムに有機発泡剤、架橋剤、軟化剤、補強剤を練り込み、
密閉された型内で加硫を行いながら発泡剤の分解により独立した気泡ゴムスポンジが作られます。
ゴムスポンジの特性は、これらの諸原料ゴムの選択と配合剤の組み合わせで、硬さ等物性をかなりの範囲で調整することが可能。
ゴムスポンジの特徴
反発弾性・・・柔軟なクッションを有し、緩衝材に最適
加工性・・・軽量で粘着加工、打ち抜き裁断が容易
独立気泡スポンジの特徴
非吸水性・・・極めて吸水性が低く、気密・水密性がありシール材として最適
断熱性・・・熱伝導率が低く、保湿保冷材として優れている。
難燃性・耐候性・耐熱性・・・各種要求にあわせてブレンド可能。
シリコンスポンジとは…
広義ではシリコンを原料として架橋剤や発泡剤などの添加剤を混練し、直圧や押出などの成型方法を用い、加熱による発泡剤の熱分解によりガスを発生させることにより、シリコンを多孔性の構造にしたもの。
狭義では独立気泡と連続気泡の2種類に分かれ、さらに発泡方法にも種類があります、これは後述。
その人気のカラクリは…シリコン自体のイメージアップが大きいのではないかと。
つい最近も情報番組で100円ショップをピックアップしてましたが、注目のアイテムの3割がシリコン製品でした。
ひと昔前に比べれば市民権を得ているシリコンですが、ここではちょっとそのメリットデメリットを考えてみます。 “シリコンスポンジ(発泡シリコンゴム)のメリットとデメリットについて” の続きを読む
ゴムスポンジを作る際にいろいろな添加物を混錬します。
その添加物には加硫剤や助剤、発泡剤など何種類もの薬品がありますが、そのなかに充填剤というものがあります。
何となくイメージ良くない感じがしますが…気のせいでしょうか…なぜでしょうか、、、、それはどうしても「かさまし」のイメージがつきまとうから…。
充填剤…原料そのまま100%使うともったいないから充填剤入れて誤魔化すみたいな…
そんなイメージ先行型の充填剤をざっと解説。
ちょっとその前に…
数多くのシリコンスポンジを世の中に出してきたのですが、まだまだ浸透していない、もっと広く知ってもらわなければと日々思っております。
最近もまだまだだなと思うことも多々あるので啓蒙活動?は必要ですね?日々感じております、はい。
でもここ数年で【シリコン】の知名度は上がったと感じています、皆さんもそうではないでしょうか? 最近一気に身近になった感があります。
その原因として考えられるのはキッチンツールであったりスマホのカバーなどではないでしょうか。これらの爆発的なヒットにより今まで医療用と勘違いされていたり、一部のマニアな人々が使うものだというイメージが払しょくされたといっても過言ではないと思います。
あとは安価に販売されているものが増えて手に取ることが多くなったってことです、いわゆる100円均一のお店(ダイソーやセリアなど)でも目にしますしね。
この2次加硫、弊社ではおもにシリコーンゴム製品に施します。
その工程とは…1次加硫済みのシリコーンゴム製品を、熱風循環式恒温器(温度を一定に保つ機能を持つ装置)に入れ、160~220℃の温度で4~6時間の熱処理することを「2次加硫(ポストキュア)」と呼び、処理時間は製品の厚みや耐熱温度により決定します。
この2次加硫の目的ですが…大きくふたつあります。
①シリコンゴム成分内に残留してしまう低分子量シロキサンを高温で長時間加熱処理することにより、揮発させてゴム成分の中から除去すること。
②熱を加えることにより物性の安定させること。
これは熱履歴とも言ったりします。
フッ素への二次加硫というか仕上げについては後述。