ゴムの送り焼きあります(送り焼きOリングについて)

ゴムの送り焼きってご存知ですか?

大きなOリングを作るときによく使われます、あとOリング以外では長尺物も作ったりします、15mとか20mそれくらいまでかな。
なぜ押出できるのにわざわざ送り焼きするの?ってそれは公差が違うからですよ~、送り焼きをすることによって金型成型と同じ精度を出すことが出来るからなんですね。
しかも普通の金型?ではできない長尺品も出来てしまうんですよね、下記にある寸法であれば金型が要らないので実質製品代のみです。

ただソリッドゴムに限られるんですよね、これがポイントかもしれません。
スポンジで送り焼きできたならめちゃめちゃ売れると思うんだけどなー。
φ500とかのスポンジОリング欲しくないですか?
売れるところがあればの話ですが。

スポンジの送り焼きについては研究中ということで…
今の解決方法は長尺品の接着ですね。

ズバリの動画はなかったので近いものを貼っておきます。
イメージはつかめるんじゃないかなと思います。
地味にこの機械欲しいですね。

一応。テキストでも説明しときます。わかりにくいですが。

送り焼きOリングとは、通常の金型成形ではなく、送り焼き(送り接ぎ)と呼ぶ方法で製造した主に大口径のOリングのこと。

通常の金型ではOリングの径と太さが特定のものしか製造できない、しかし送り焼き専用の金型ではひも状のものを複数本つなぎながら加熱溶着と加硫を繰返し、任意の長さにしてから両端をつないで最終的にリング状に加工する。
「つなぎOリング」「継ぎOリング」とも言う。おおよそ内径φ300㎜以上で、材質はフッ素、シリコンなどで、継ぎ目が目立たず、一般的な金型成型品と同等の性能が得られる。

ポイントはφ300以上といったところですね、これ以上大きいとプレスに入らなかったり金型代が半端なく高くなったりするので送り焼きにすることが多いですね、1点ものの金型を作るよりかは違うサイズでも作ることのできる送り焼き用の金型はこういう部分でも流用できるので重宝がられます。

問題は送り焼きはテクニックが必要だということ。

こればかりは昨日入った職人さんやパートの主婦の方々が作ることができる一般的な金型成型品とは大きく違っているところではあります。長年の経験と勘がなければきれいな送り焼きは出来ません、専用の金型と専用のプレスが必要です。
そしてそのほとんどが手動操作のプレスであるがために初心者には扱えません、エア抜きやそのタイミングや回数、そしてプレスの癖を見抜いていなければできません。
重要なのは周長ですね。
製品の性質から若干マイナスサイズに作ることが多いですが、指示があればプラマイ公差でも作ったりします、ほとんどは内径(ID)指定ですが異形(溝とか、、)のものの中にはCDやPCDなどもあり数ミリ違うだけで大きなトラブルになりかねませんので慎重さも重要です。

材料はシリコンやフッ素が多いですね。難しい製品には難しい材料がお似合いです、単価も高いし失敗も許されません。
もちろんCRやEP、NBRなどもありますので材質もお問い合わせください。

こういった、成型方法もあるんです。

ゴムの送り焼き用の金型ラインナップです。
あと最少内径(ID)サイズです。

丸紐の場合…

φ3×350
φ3.1×350
φ3.2×350
φ3.5×350
φ4×350
φ5×350
φ5.3×350
φ5.7×350
φ6×350
φ7×350
φ8×350
φ8.4×350
φ8.5×350
φ9×350
φ9.5×500
φ10×300
φ11×500
φ12×400
φ13×500
φ14×500
φ15×600
φ16×600
φ17×600
φ18×800
φ19×800
φ20×800
φ21×800
φ22×800
φ24×800
φ25×800

角紐ラインナップ
5 × 5 × 350
6 × 6 × 350
9.5 × 9.5 × 500
10 × 10 × 500
12 × 12 × 500
13 × 13 × 500
15 × 15 × 600
16 × 16 × 600
18 × 18 × 800
19 × 19 × 800
20 × 20 × 800

その他、角紐や甲丸などもあります。
サイズによってはφ300くらいでも成型できたりしますので、
気になる方は是非!!!!

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