弊社で製造できるスポンジの種類について

NR、CR、EP、NBR、SI、FKMの6種類です。
詳細は以下です。

NR
天然ゴムおよびスチレンブタジエンゴムを主成分としたゴムスポンジ。耐摩耗性に優れる。

メリット

  • 弾性と耐摩耗性: NRスポンジは非常に高い弾性を持ち、耐摩耗性にも優れています。これにより、クッション材や防振材としての用途に適しています。
  • 加工性: 天然ゴムは加工が容易で、さまざまな形状に成形することが可能です。これにより、特定の用途に応じたカスタマイズがしやすくなります。
  • 耐寒性: NRスポンジは低温環境でも性能を維持するため、寒冷地での使用にも適しています。
  • コスト効果: NRスポンジは比較的安価で入手できるため、コストパフォーマンスが良いとされています。

デメリット

  • 耐熱性の不足: NRスポンジは高温環境に対して弱く、耐熱性が低いため、熱を伴う用途には不向きです。
  • 耐油性と耐候性: 天然ゴムは油や化学薬品に対する耐性が低く、またオゾンや紫外線による劣化にも弱いです。これにより、屋外での使用や油を扱う環境では劣化が早まる可能性があります。
  • アレルギーの可能性: 天然ゴムは一部の人にアレルギー反応を引き起こすことがあるため、使用時には注意が必要です。

CR
クロロプレンゴムを主成分としたゴムスポンジ。耐油性、耐候性に適度に優れ、難燃性を有す。

メリット

  • 耐油性: CRスポンジは中程度の耐油性を持ち、潤滑油や燃料との接触が多い環境での使用に適しています。
  • 耐熱性: 高温環境でも安定した性能を維持できるため、エンジンルームや機械部品などの高温条件下での使用が可能です。
  • 耐候性と耐オゾン性: 外部環境の影響に対して優れた耐性を持ち、屋外や厳しい環境下でも性能を発揮します。
  • 難燃性: CRスポンジは難燃性があり、火災のリスクを低減するための用途にも適しています。
  • 加工性: 加工が容易で、成形や切削、接着がしやすいため、様々な形状やサイズの製品を製造することができます。
  • 衝撃吸収性: 柔軟性があり、衝撃を吸収する特性があるため、クッション材やパッキン材としての用途に適しています。

デメリット

  • コスト: CRスポンジは他のゴム素材に比べてコストが高くなる場合があります。
  • 耐薬品性: 一部の化学薬品に対しては耐性が劣るため、特定の環境では使用が制限されることがあります。
  • 物理的強度: 他の合成ゴムと比較して、特定の物理的強度が不足する場合があり、過度な負荷がかかる用途には不向きです。

EPDM
エチレンプロピレンゴムを主成分としたゴムスポンジ。 耐熱・耐候性に優れ、野外での使用など特に耐候性の必要な用途に使用可能。

メリット

  • 耐候性と耐久性: EPDMスポンジは、紫外線やオゾン、酸素に対して非常に優れた耐性を持ち、長期間にわたって劣化しにくい特性があります。これにより、屋外での使用にも適しています。
  • 防水性: EPDMは優れた防水性を持ち、建築物の屋根や窓枠のシーリング材として広く使用されています。水や湿気を効果的に遮断する能力が高いです。
  • 柔軟性と加工性: EPDMスポンジは柔軟で加工しやすく、さまざまな形状に成形することが可能です。これにより、特定の用途に応じたカスタマイズが容易です。
  • 電気絶縁性: EPDMは優れた電気絶縁特性を持ち、電気機器の保護にも適しています。

デメリット

  • 耐油性の不足: EPDMは鉱物油や有機溶剤に対して耐性が低く、これらの環境下では劣化しやすいです。このため、油を使用するアプリケーションには不向きです。
  • 高温での性能制限: EPDMは高温環境での性能が限られており、特に硫黄加硫されたEPDMは耐熱性が低く、最高使用温度は約70℃程度です。
  • 接着性の難しさ: EPDMの非常に不活性な性質により、他の材料と接着するのが難しい場合があります。これが一部の用途での制約となることがあります。

NBR
アクリロニトリル・ブタジエンゴムを主成分としたゴムスポンジ。耐油性に優れる。

メリット

  • 耐油性: NBRスポンジは、油や化学薬品に対する優れた耐性を持っています。この特性により、工業用のパッキンやオイルシールなど、油分を含む環境での使用に最適です。
  • 耐摩耗性: このスポンジは摩耗に強く、長期間の使用に耐えることができます。特に、機械部品や自動車部品など、摩耗が懸念される用途に適しています。
  • 断熱性: NBRスポンジは低い熱伝導率を持ち、断熱材としても利用されます。これにより、HVACシステムや冷却装置での熱損失を効果的に抑えることができます。
  • 軽量で柔軟: NBRスポンジは軽量で加工が容易なため、さまざまな形状にカットしたり、巻きつけたりすることができます。これにより、特に不規則な形状の設備に対しても適用可能です。

デメリット

  • 耐候性の不足: NBRスポンジはオゾンや紫外線に対する耐性が低く、屋外での使用には不向きです。長時間の直射日光や厳しい気象条件にさらされると、劣化が進む可能性があります。
  • 高温に対する耐性が限られる: NBRは高温環境での使用において、性能が低下することがあります。特に、極端な温度条件下では、柔軟性や強度が損なわれることがあります。
  • 極性溶剤に対する脆弱性: NBRスポンジは、ケトンや芳香族炭化水素などの極性溶剤に対して脆弱であり、これらの物質にさらされると膨張や劣化が生じることがあります。

SI
シリコーンゴムを主成分としたゴムスポンジで、耐熱性が高く高温下での使用が可能。
食品に有害なガスの発生する発泡剤を使用していないため、安全食品衛生試験に合格。

メリット

  • 衛生的: シリコンスポンジは水を吸収せず、すぐに乾くため、細菌の繁殖を抑えることができます。衛生的に保つことが可能です。
  • 耐熱性: シリコンは高温に強く、一般的には200℃まで耐えられます。これにより、煮沸消毒や食洗機での使用が可能です。
  • 柔軟性とフィット性: シリコンスポンジは柔らかく、形状が変わりやすいため、相手物に柔軟に対応します。
  • 環境に優しい: シリコンスポンジは耐久性が高く、長持ちするため、他のスポンジに比べて環境負荷が少ないとされています。

デメリット

  • 引裂きに弱い: シリコン素材は引裂きに対して弱く、鋭利な物があたるとちぎれることがあります。鋭いエッジに注意が必要です。
  • コストが高い: シリコンスポンジは一般的な合成ゴム製のスポンジに比べて原料コストが高く、初期投資が必要です。

FKM
高い耐熱性、耐薬品性、耐油性をもつことから過酷な環境にも耐えるゴムとして自動車を中心に化学プラント、
半導体製造機、一般産業機器などに幅広く用いられています。

メリット

  • 耐熱性: フッ素ゴムスポンジは高温に強く、通常は-10℃から230℃の範囲で使用可能です。特に短時間であれば300℃近くまで耐えることができます。
  • 耐薬品性: 酸、アルカリ、油、溶剤などに対する耐性が非常に高く、化学プラントや自動車産業など、厳しい環境での使用に適しています。
  • 耐候性: UVやオゾンに対する耐性があり、長期間の使用でも劣化しにくい特性があります。これにより、屋外での使用にも適しています。
  • 密封性能: ガス透過率が低く、Oリングやガスケットとしての使用に最適です。これにより、優れた密封性を提供します。
  • 柔軟性と弾力性: フッ素ゴムスポンジは高い柔軟性と弾力性を持ち、圧縮後も元の形状に戻る特性があります。

デメリット

  • コスト: フッ素ゴムスポンジは原材料が高価であるため、製品全体のコストが高くなりがちです。
  • 低温特性: 一般的に、-10℃以下では硬化しやすく、柔軟性が低下するため、低温環境での使用には注意が必要です。
  • 加工の難しさ: フッ素ゴムは加工が難しく、特に高精度な部品を必要とする場合には、技術的な課題が生じることがあります。
  • 限られた色の選択肢: フッ素ゴムは色の選択肢が少なく、特定の色を必要とするアプリケーションには不向きです。

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