最近、シリコンスポンジの接着の問合せが多くなってきました。
押出で作ったシリコンスポンジをRTVで接着し、リング形状や枠形状にします。
後接着なので任意の大きさの加工品ができます。
接着剤としてRTVを使用するので強度もあって安心です。
同素材での接着なので物性も変わることなく違和感ないです、照明関係のパッキンやダクトのパッキンなどに多く使われています。
独泡(独立気泡)スポンジについて(単独気泡→単泡とも言います)
三清ゴムで作っている成型ゴムスポンジはほぼ単泡(独泡)→
単独気泡(たんどくきほう)と呼ばれる気泡状態で形成されています。
そもそも発泡品は気泡の集合体で形作られるわけなんですが、
単独気泡とはその気泡同士が単独で集合している状態なんです。
隣り合う気泡同士が繋がっていないので、基本的に水などを通しません。
そして程よく振動を吸収しますし、衝撃を吸収するということは音も吸収します、つまり吸音もできます、ついでに熱も通しにくい。
あとは水を通さないのでもちろん水に浮きます、吸水率はほぼ0%ですね。なぜなら弊社のスポンジ成型品は全面皮膜(スキン層)ある(表面つるつる)ため水は吸わない。
水に浮くっていうのが結構ポイントになってきます。
ということは比重も1以下ということでして0.3-0.9くらいまで材質によってはコントロール可能だったりします。
シリコンスポンジの成型
三清ゴム工業では、ゴムスポンジの成型をやっています!!
と言いますと…
では、どんなものができるの?
と言う質問が結構多いので、イロイロと紹介していこうと思います。
まず、種類は、天然ゴム、CR、EPDM、NBR、フッ素、シリコン
をスポンジ状に発泡させることができます。
パーオキサイド(無硫黄)加硫の利点
最近PO(peroxide)加硫(パーオキサイド加硫・無硫黄加硫)の要求が多いですね。
パーオキサイド加硫とはおおよそ過酸化物加硫のことですね。
架橋方法に過酸化物を使用することには変わりはありませんがその種類があるのです、ここでは割愛しております。
従来通り硫黄加硫をした場合、硫黄成分が表面に抽出される場合があり
相手物への影響が少なからずあるからでしょう。
具体的には金属に対しての腐食などが考えられています、とくに貴金属への影響などは大きいようですね。
あと無硫黄と言うけれど…
実際は大気中に微量ですが硫黄成分は含まれているので0%じゃないんですよね、なのでカタログには低硫黄や超低硫黄などと記載されています。まず黒色で無硫黄表記されているのは見当たらないですね、白色なら見ますが…
ちょっと話がそれましたが硫黄成分の影響についてです。。